頭に『家を建てるように』- 書き方・話し方のコツ②

Writing

おはようございます。

私にできるかな…を、私にもできる!!に変える

「未来を切り拓くビジネス英語」パーソナルコーチ Hiromiです。

今日は、頭に『家を建てるように』の2回目です。

前回は、設計図のドラフトまで作りましたので

それに肉付けをして、具体化していきましょう。

英文と日本文の違い

設計図を描いて、文章を作るというプロセスは

英文でも日本文でも同じです。

「どちらもまったく同じなんですか?」と質問が来そうですね。

まったく同じではありません。

異なるのは、結論あるいは最も主張したい項目をどこに置くか、です。

英語はその構成上、結論を先に述べます。主語・動詞と続きますからね。

一方、日本語は、背景や理由をたっぷりと述べてから

最後に結論を述べるパターンが多いです。

でも、それも時と場合に応じて変わります。

裁判の判決も、”主文、被告を~”と始まる場合もありますね。

では、結論の位置以外に異なることはあるのかと問われたら

私は No と答えます。

不思議ですか?

使用する言語が異なっても、相手に伝えることが第一の使命のはず。

だから、相手に伝えるために必要なことは

英文も日本文も同じなんです。

設計図を具体化する

設計図のドラフトが描けたら

次は、目次の内容を具体化していきます。

具体化する時は、以下の点に気をつけましょう。

  1. 話の筋道が通っているか
  2. 主張がはっきりしているか
  3. 主張に対する理由を述べているか
  4. わかりやすい表現で書かれているか

これらの気を付ける点は、それぞれがとても重要な事柄ですが

話の方向性を明確にするためにも

次回のお話として取り上げますね。

まず最初にやっていただきたいことは

全体像を考えることです。

細部から話を仕上げていくと、全体像が崩れてしまうことが多いのです。

家を建てる工程表

文章の細部を具体化することは

家を建てる際の工程表と考えると、わかりやすです。

工程表とは、家の建て方のトリセツです。

トリセツがないと、家は建てられませんね。

何もない状態では無理です。

なぜでしょうか?

それは、この家を、書く人・話す人の頭に建てるのでなく

『読む人・聞く人の頭に家を建てる』必要があるからです。

そして、読む人・聞く人の頭に

書く人・話す人と同じ家が建つ時が

彼らが理解することに他ならないからです。

その手助けとなるのが、工程表です。

次回は、工程表を作る際の注意点4つについてお話しますね。

今日はこのあたりで。

またお会いしましょう。

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