おはようございます。
私にできるかな…が、私にもできる!!に変わる
「未来を切り拓くビジネス英語」パーソナルコーチ Hiromiです。
今日は趣向を変えて、Speakingにまつわる実話をお話しますね。
生産技術部のUさん
私の元チームメンバーのUさんは、生産技術部一筋の根っからの日本人 (外資系製造業でのお話)。
金型や生産設備の知識はぴかイチだけど、英語は…単語を知っている程度です。
彼のfunction managerは、日本語を話せないトルコ人なので
うまくコミュニケーションが取れません。
困ったけど、社会人になって20年余り。
今さら英語を習う必要もないと、周囲のサポートのおかげで何とかやってました。
フランス人エンジニアがやってきた
そんなある日、チームにフランス人エンジニアが加わりました。
超イケメンです。あっ、今日の話とは関係ないですね…
イケメンEngがチームに加わって間もなく、顧客監査が行われる時期となりました。
日本の自動車メーカーの品証や購買がサプライヤーの生産現場にやってきて
”あれができてない、これが揃ってない!” と、ねちねちチェックするイベントです。
我が社の生産ラインは新設の自動組立ラインを採用しているため
お客様がいちばん目を光らせて(!!!)、監査をする設備です。
それなのに…
その設備をSet upするのは、英語が苦手なUさんと、日本語を話せないイケメンEngです。
困った~~~!!!
顧客監査
通訳は私が手伝いましたが、タイムリーで正確な通訳はできませんでした。
なぜ? う~ん、例えばこんな内容を訳すのです。
超音波溶着機(超音波ウェルダー)は、電気エネルギーを機械的振動エネルギーに変換し、また同時に加圧をかけることにより2つの熱可塑性樹脂パーツの接合面に強力な摩擦熱を発生させ、樹脂を溶融し結合させます。
日本アレックス工業株式会社 HPより引用
専門用語を調べて、英語に訳すことはできたのだけど
技術的な奥深いことをイケメンEngが質問すると、私はうまく説明できません。
イケメンEngは必死に覚えようとして、遠慮なく質問してきます。
顧客監査の時期はどんどん迫ってくるのに、設備のSet upははかどらず…
すごい!やればできるじゃない!
すると、Uさんが英語を話しだしたのです。
知ってる単語を並べ、わからない部分は堂々と日本語で。
”オシレーターがelectrical signalをincreaseして、going to コンバーター,
そしてchanged mechanical vibration.” こんな感じで 。
間違いは多いけど、Uさんは自分がやるしかないと考えたのです。
知ってる数字や単語を並べて、設備の前で身振り手振りで、大きな声で。
それで何とかなっちゃいました!
UさんとイケメンEng,やるべきことは同じと理解していたし
技術的なことは、答えが1つしかないことがほとんどなので、何とかなりました。
Uさん、すごい。火事場のばか力。
でも、これでハッピーエンドで終わりにしていいでしょうか?
本当にやるべきこと
ビジネス英語のコーチングをしている今なら、迷わずNoと答えます。
実際の仕事をしながら、応急処置としてのSpeakingはこれでよいと思います。
だって、通じるから。
でもね、これがあなたの恒久対策としてなら、私ははっきり伝えますよ。
”なぜ文章で話せなかったのか? まず、その問題点を探しましょう。
そして、問題点、つまり英語上の課題を克服するための学習プランを
あなたのニーズに応じて立てるから、私と一緒にトライしてみない?” と。
もし、あなたがUさんと似たケースなら、考えてみませんか?
パーソナルコーチングを受けることを。
カスタマイズした学習プランは、あなたの目標への到達を早めます。
今日はこのあたりで。
またお会いしましょう。
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