おはようございます。
私にできるかな…が、私にもできる!!に変わる
「未来を切り拓くビジネス英語」パーソナルコーチ Hiromiです。
今日は、実際にあった、ホントに冷や汗たらたらだった会議のお話をしますね。
定例会議
日本のある自動車メーカーの設計部門と、定期的なWeekly会議を開催している。
同じ日本にいる者同士なのに、なぜか始まりがいつも18時。
どう考えても定時以降の始まりは、ワークライフバランスを確実に壊すのだが
日本では、何を言っても自動車メーカーが勝つ構造になっているのだから仕方ない。
開発上の問題点や設計検討を行う会議のため
パワーポイント資料は前日の夜か当日の朝にお客様に送付し、事前に目を通していただいている。
その週の資料準備もばっちりで、TEAMSでInvitationも送付済み。
18時まであと3分となった時に、一人のエンジニア Aさんがこう言ってきた…
エンジニアがいない…
“いつも通訳をしてもらってるエンジニアのBさん、今日は欠席です”
ええっ?そんなの聞いてない!
Aさんは日英に堪能なエンジニアで、開発会議ではいつも通訳してもらっている。
”他のエンジニアのC、D、E、Fさんは?” ”全員欠席です”
その瞬間、何かが音を立てて崩れていった。
選択の余地なし
迷っている時間はなかった。
その日の会議に出席できるのは、Aさんと私だけ。
彼は日本語を話せないので、図らずも私が通訳をすることとなった。
事前に説明資料があったものの、パワーポイント資料をちらっと見ただけで
説明などあろうはずもなく、体当たりで突っ込んでいく以外、方法はなかった。
時計は、18時2分をしめしていた。
お客様、ごめんなさい
パワーポイント資料に書かれた内容については、私もそれなりに理解していたので
会議通訳をするのは問題なかった。
しかし、すべての記載されたデータ・材料・評価試験の内容まで、私がわかるはずもない。
お客様にこちらの事情を隠さずに伝え、理解していただいたものの
女は愛嬌じゃなくて、度胸で仕事をやるしかない!そんな状態だった。
逐次通訳で日英を話していたものだから、ただでさえ長時間の会議がさらに延長となった。
終了は21時を過ぎていた。
ビルの空調は18時で強制的にオフとなるため、死にそうな暑さに感じた。
お客様からの細部にわたる質問には、”確認した後に、改めてご説明申し上げます”
こう答える以外なかった。
お客様ごめんなさい。
英語 + 専門知識
やはり英語がそこそこ話せるだけでは、実務を行うには足りないものがある。
その分野の専門知識が不足していると、会議通訳は半分も伝えられない。
お客様の質問には、ほとんど答えられなかったが仕方あるまい。
改善すべきこと、学んだことは多い。
①ビジネスで実際に使える英語は、専門知識を踏まえた上に成り立つ
②会議への出席可否は、会議開始30分前にダメ確 (=ダメ押しの確認) する
③度胸だけでは通じない、会議のefficiencyは低い
そうは言っても、今どきは世界各地とzoomやTEAMS、WebExでつながるのだから
海の向こうの相手の所在をタイムリーに確認できないことが多い。
それよりも、出席マストなエンジニアが無断で欠席するのが悪いと思うが…社会人なのだから。
今日はこのあたりで。
またお会いしましょう。
コメント