おはようございます。
私にできるかな…が、私にもできる!!に変わる
「未来を切り拓くビジネス英語」パーソナルコーチ Hiromiです。
今日から新しいシリーズ – 海外出張ウラ話が始まります。
ひと言で、アクシデントと実り満載のインド出張でした。
忘れちゃった…
羽田空港に21時半に着いた私は、一緒に出張に行く部下の男性を探した。
やっとのことで、ベンチに座り、下向き加減で電話している彼を見つけた。
目が合っても、ばつが悪そうな態度で何も話さない。おかしい。
”…頼む!途中の駅まで持ってきてくれ!”
あ、忘れ物したんだ。何だろう?持ってこいということは、買えないものだよね。
なんと、スーツケースの鍵でした!!!
話を聞くと、彼の奥さんが自宅から途中の駅まで鍵を持ってくるので
部下はそれを取りに行って、また羽田に戻ってくると。
”何とか戻れると思います” と言い、彼は空港を後にした。22時頃の話。
遅い。23時半過ぎ。まだ戻ってこない。フライトは24時30分過ぎなのに。
遅い、遅すぎる。24時になった。そろそろボーディングの合図なのに。
遅い、遅い、遅すぎる!離陸まで、あと20分。私はもう機内に乗り込んでいた。
この出張は私ひとりで行かねばならないと覚悟した。
離陸5分前
あと5分。そろそろ機体が動き出す! と覚悟した瞬間に、汗をかいた彼がギリギリ乗り込んできた。
ウソでしょう??テレビドラマみたい。まるで花嫁を奪って逃げるようなタイミング。
その部下は謝ることもなく、席に着き、平気な顔をして眠りについた。
彼は鼻っ柱が強く、”なんで女なんかと一緒に出張に行くのか”と息巻いていたが
これで私に借りができたことになる。これから何が起こることやら…ふ~。
タクシー運転手と喧嘩
ムンバイ空港に着いて、Marriotまでタクシーに乗った。運転手はふたり。
日本人だとすぐにわかった様子。英語で運賃の話をしてきた。
ええっ!?なんでそんなに高いのよ!
空港からMarriot(赤い丸)まで5分くらいのはずなのに、日本円にして2万円くらいを要求された。
”金額が間違っているのでは?” (私)
”いや、間違ってない。この金額を払ってくれ” (運転手)
運転手はその金額を絶対に譲らない、値引かないと言うのだが、どうにも納得できない。
理由を説明して欲しいと言うと、”Marriotに泊まるのだろう?じゃあ、この金額だ”
こいつ、日本人だと思って、ふっかけてるな。よ~し、負けないぞ!
”あなた、今日のドル円レートがいくらか知ってる?そこから換算したって、この金額はぼったくりよ”
しまいには、少々、いやかなり大きな声を出してしまった。というか喧嘩になった。
さすがに運転手はびっくりしていた。日本人はおとなしく、英語が話せないと信じていたらしい。
驚いた運転手は、金額の合意がなされないまま、私が見せた地図に従って
Marriot (赤い丸)まで運転していった。
その一部始終を見ていた部下は、非常に驚いた様子で ”すごいですね” と私に言った。
インド人2人を相手に、一歩も引かずに戦った私に恐れをなしたのかもしれないと思った。
彼は英語がまったく話せなかった。
ホントに誤解?
そこでホテルのレセプションマネージャーに事情を話すと、彼が運転手たちと話をつけてくれた。
どうも彼らに悪気はなく、JW Marriot (青い丸)と間違えていたと説明してくれた。
いやぁ~、いくらJW Marriot (Marriotの中でも高級)と間違えても、2万はないでしょ。
空港から同じような距離じゃない。はは~ん、お金持ちとみて、ふっかけたな。
でも、ホテルのマネージャーに悪いので、これ以上は不問とした。
こうして私のインド出張は、出発前からアクシデント続きだったのです。
次回も鼻っ柱の強い部下とちょっとした事件がありますが、最後に彼も成長して終わりますよ。
今日はこのあたりで。
またお会いしましょう。
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