おはようございます。
私にできるかな…を、私にもできる!!に変える
「未来を切り拓くビジネス英語」パーソナルコーチ Hiromiです。
たまには肩の力を抜いて、こんなお話を。
実は、現在よりもほんの少し若い頃に
1度だけ朝帰りをしたことがあるんです。
その間、子供2人だけでお留守番をしていたのです。
終電を…
その頃は、池袋まで通勤していました。
電車に揺られて約1時間のごく普通の地方都市から。
海外営業担当として、中国から東南アジア、ヨーロッパ、アメリカの国々を
ひとりで担当していました。
当然、毎日の帰宅は遅く、いつも終電の1つ前の電車に乗って。
コロナ前のことなので、リモートワークという言葉はあまり聞かれなく
出社して仕事をするのが当たり前の時期でした。
終電の1つ前に乗ると決めていたのは
どんなに忙しくても、子供たちの待つ家に
絶対に家に帰らなくちゃという思いからなんです。
でもね…
恐れていたその日が来てしまったのです!
はい、終電を乗り逃してしまったのです!!
え~っ、何をどうすれば家に帰れるのか
全然思い浮かばなくて、もう頭の中は真っ白。
まだ動いている路線を乗り継いで
少しでも池袋から離れれば、何とかなるんじゃないかと
そんな甘い考えを抱いて、電車を乗り継いで移動しました。
途中まで来たけれど
何とか埼玉のハブ駅までやってきました。
そこからどうやって、最寄り駅まで帰るか。
電車はもうないので、タクシー?
まさか、地方都市で深夜にタクシーに乗ったら
1万じゃ足りない、多分…どうしよう。
そう嘆いていた時に、ふと目にしたのが ”深夜バス”
ハブ駅から出発して、各駅前のバス停にのみ停まるバス。
「こんな便利なバスがあるなんて~。これで家に帰れる!」
そう信じて疑わなかった私でした。
さらに、悲劇
バスに乗るチケットを買おうとした、その時…
あれ? どこ?
ないない!〇〇がない!
勘のいい方はお気付きですね。
そうなんです。お財布がみつからない!
終電のあとでも家に帰れる方法が見つかったのに
お財布がないとは、そりゃマズいでしょ!
バッグの中もPCケースの中も探したのに
やはり見つからなくて。
泣く泣くバスを見送った、夜中の1時過ぎでした。
朝まで、どうする?
さて、困ったことが2つ。
ひとつは子供への言い訳。
ここは正直に事の経緯を説明しました。
”遊び過ぎて、電車を逃したんじゃないよ”と。これ、大事。
ふたつめは、どうやって始発電車までの時間を過ごすか。
こっちのほうが大問題よ!
お金がないから、24時間マックにも入れないし…
仕方がないので、花壇の柵に腰かけたり
何となく辺りを歩き回ったりを繰り返しながら
始発を待つだけの3時間。
お腹が空いても、のどが渇いても、コンビニで買えない。
幸いなことに、真夏ではなかったので
脱水症状にならずにすんだ…
始発電車の時刻が近づくと、駅の改札が開いた。
待ってました!とばかりに構内に入ると、ひと安心したからか
ホームのベンチに座り込むと…寝込んでしまったのです。
目が覚めた時には、始発はおろか、その次の電車まで発車した後でした。
会社に遅刻しそうになったら、半休取ってごまかそう。
そんなことを考えながら、最寄り駅に着いたのでした。
出社
やっとのことで早朝に帰宅すると、ひとまず30分だけ仮眠。
熱いシャワーを浴びて、無理やり目を覚まして。
当然、会社には行きたくないけど、サボれない会議があったので
出社せざるを得なかったんです。
あの頃にリモートワークが取り入れられていれば良かったのに。
何事もなかったかのように出社して、仕事を始めた。
すると、隣に座っていた新入社員が
”寝不足ですか?きをつけてくださいね” と一言。
あれ?クマがひどかったかな?
ほとんど寝てないって気付かれた??理由は言えないし。
マズいな。これ以上、何かを言って気付かれたくない。
”ありがとう” とにっこり微笑んで、パソコンに向かった。
今日は早く帰って寝よう!
今日はこのあたりで。
またお会いしましょう。
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