英語を使って仕事をする場合に
異文化理解がとても重要だと知ってますか?
重要なのに、「異文化って何なの?」と
今ひとつ、イメージがハッキリ浮かばない。
そんな人が多いのでは?と感じたので
異文化理解の全体感についてお伝えしようと思います。
異文化理解とは
文化的な背景や価値観、習慣、言語などが異なる人々と
コミュニケーションをとることができる能力のことです。
これを知っていると、英語を使って仕事をする時に
誤解を生まず、スムーズに進められるようになりますよ。
異文化理解とは?
異文化理解する前に、異文化とは何を指すのか考えてみましょう。
異文化とは価値観、信念、習慣、言語、芸術、宗教、伝統などが
国や地域、宗教、民族などによって異なることです。
たとえば、イスラム教の文化では
宗教的な行事や信仰の実践が非常に重要で
仕事やビジネスに影響を与えることがあります。
アジアの一部の国では、家族や社会的な義務が非常に重要です。
異なる文化の人々と働く場合
その人々の文化的背景を理解すること = 相手を理解することができるので
相手との信頼関係を築くのに、とても役に立ちますよ。
では、具体的にどんなものが異なるのかを見ていきましょう。
コミュニケーションスタイル
英語を使って仕事をする場合、しっかり押さえて欲しいポイントがコレ。
英語圏の企業でのコミュニケーションスタイル。
たとえば、アメリカ人は直接的で自己表現が豊かであると言われ
イギリス人はより間接的で、会話を通じて自分の意見を表現することが多いと言われます。
異なるコミュニケーションスタイルを理解すると
自分自身のスタイルを調整できるので
円滑なコミュニケーションができるようになります。
礼儀作法 / ビジネスエチケット
欧米人と会った時、一番最初にどんな挨拶をしますか?
いきなりお辞儀をしますか?
言葉での挨拶をするのと同時に、握手をしますね。
時にはハグも。
これが日本人同士なら、お辞儀と名刺交換となります。
これも相手の文化に合わせるという、異文化の典型的な例なんですよ。
実は、名刺交換の習慣は欧米にもあります。
でもね、その意味合いが大きくことなるんです。
日本:初対面は名刺交換から。
「相手の顔と同じ」なので、丁寧に取り扱う
⇒同じアジア諸国でも、中国は「対外ビジネスのみ」に名刺を使用します。
欧米:「連絡先を伝える手段」
それ以降の連絡を取る必要がなければ、名刺交換しない場合もある。
管理職以上の人が持つもの。
⇒欧米諸国の中でも、国によって名刺の意味合いが変わります。
中東の国では、食事を共にすることが一般的で、ギフトの交換もよく行われます。
このように異なる文化での礼儀作法/ビジネスエチケットを理解して
それに従うことが、相手との信頼関係を築くために非常に重要になります。
仕事もスムーズに進みそうですね!
価値観
文化が異なると、ものの価値観も異なります。
例えば、アメリカのビジネスでは
時間厳守とするのが一般的です。
それは、時間をお金に換算して考えることが一般的だからです。
一方、アフリカや中南米のビジネスでは
時間に余裕を持たせることが求められることがあります。
暖かい / 暑い国の人については、これが顕著なように感じられます。
分かりやすく言えば、時間にルーズというか
時があまりにもゆったり流れているかのように感じることが多いですね。
こちらも異なる価値観に対して理解を深め
その文化に合わせたビジネスを行うことが大切です。
文化的な誤解を避ける
異なる文化背景を持つ人々がコミュニケーションをとるのですから
文化的な誤解が生じる可能性もあります。
たとえば、ある文化では、特定の表現が軽蔑的な意味合いを持つのに
他の文化ではそうでなかったり。
このような誤解を避けるために、相手の文化的背景を理解し
相手に不快感を与えないように注意することが必要です。
大事なビジネス相手に不快感を与えてしまったら
まとまる話も流れてしまいますからね。気をつけましょう。
カルチャーショックへの対処
カルチャーショックを感じたことはありますか?
もしかしたら、意識しないうちに感じているかもしれません。
異なる文化に触れて、想像以上に大きな文化的な違いを感じる時に
ストレスや不安といったカルチャーショックは起こります。
カルチャーショックを感じた場合には
自分の文化的背景と共に
相手の文化的背景に対する理解を深めてみましょう。
異文化理解も大事なスキル
異文化理解は、国際的なビジネスやグローバルな職場で必須のスキルです。
異なる文化背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションをとることで
ビジネスやプロジェクトの成功に貢献することができます。
これらのポイントをふまえて、異文化を理解することが
仕事において成功するために必要なスキルのひとつです。
次回はもう少し具体的な例についてお話しますね。
今日はこのあたりで。
またお会いしましょう。
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