こんにちは。未来を切り拓くビジネス英語 コーチのHiromiです。
今日は、TOEICとビジネス英語の違いについてお話しますね。
えっ、TOEICをそのまま仕事に使えないの?と驚く方もいらっしゃるでしょうね。
はい、そうです。そのままでは役に立たないことも多いのです。
TOEICの勉強が役に立つポイント
●英単語とボキャブラリー
●英文法
ハイスコアを目指して、必死に勉強してくださるおかげで
“この内容で、お客様にメールを発信してください”と頼むと、その通りに対応できる人はたくさんいます。難しい単語を使用した文章は、品格があります。
でも、これも場面に応じて、文章の丁寧さに柔軟性を持たせる必要があります。
TOEICの勉強だけでは足りないポイント
●Listening
●Writing
●Speaking
この3つ、足りないところばかりです。1つずつ説明しますね。
●Listening
仕事上のコミュニケーションをする際に、会話する人の国籍は様々です。
TOEICやオンライン英会話では、教育を受けて文法の整った綺麗な英語を聴くことが多いので
この点が大きく異なります。
実際に私のチームには、中国・韓国・インド・トルコ・マレーシア・フランス・ドイツ・イタリア・アメリカ・メキシコ・ブラジルなどの国々出身のメンバーが多く存在してきたので、英語を聴きとるのに、それなりに苦労しました。
●Writing
TOEICの Speaking & Writing試験を受験しない限り、TOEICでは自分で文章を作る勉強をほとんどしません。
ところが、オンライン会議が発達した現在では、今まで以上にWritingスキルが重要視されています。
不思議ですか?会議自体はSpeaking重視ですが、そこで使用する資料や会議後の議事録、仕様書や契約書と、重要な文書は多岐に及びます。
また、それらの内容についてメールでやり取りする場合もありますので
Writingスキルは極めて重要と考えます。
では、かなり難しい単語や表現を使うの?と疑問を抱かれるでしょうが、そうでもないのです。場面に応じて使い分けることになりますので、それは別の機会にお話ししますね。
●Speaking
会議やプレゼンで使用する表現を覚えてしまえば、そこまで難しくないと思います。
なぜ? それは、仕事はある特定の話題について、これからの方向性や問題点について話し合うのですから、広い意味で会議出席者全体が同じ方向を向いているのです。換言すると、非常に狭い話題について話し合うのですから、その業界の専門用語や数字、頻出単語を覚えておくと、英語が苦手な方でも何とかなるものです。
しかも、会議で結論までたどり着いたとしても、それで終わるわけではありません。ほぼすべての会議で議事録を作成して、関係者で内容の合意を取り付けるのです。お気付きですか?ここでWritingスキルの重要性がさらに増すのです。
それなら、特徴のあるインド英語やアジア英語を聴きとれて、オンライン会議ではメモを読むように発話して、議事録を書ければ問題ないと思われるでしょう?
いやいや、ビジネス英語はそこまで簡単ではありません。
なぜなら、場面に応じてWritingスキルを変化させる必要がありますし
もっと大事な役割があるのです。
それも少しずつお話させていただきますね。
また、お会いしましょう。
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